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放課後のサッカーや野球などのスポーツをはじめ、おにごっこやチャンバラあそび、缶蹴りなど、子どものときの遊びは数えきれない。それこそ、名前のつかない遊びで駆け回り、汗だくになっていた人も多いのではないだろうか。
しかし、昨今公園の使用制限やゲームの普及、さまざまな理由でそんな体を使った「遊び」の時間は徐々に減ってきている。保護者のなかには「放課後に子どもが楽しく遊べる学童があれば」と思う方もいるだろう。
そこで、注目なのが、スポーツ用品メーカーとして有名な「ミズノ」が新規事業としてはじめたスポーツ学童保育事業「あそりーと AFTER SCHOOL」だ。
今回、その第1号校となる「あそりーと AFTER SCHOOL千住」に赴き、あそりーとの特徴やスタッフの方にお話を伺った。また、6月に行われた入学体験会のようすもご紹介!

「あそりーと AFTER SCHOOL」ってなに?

「あそりーと AFTER SCHOOL」は、「すべての未来は、あそびからはじまる。」をコンセプトに、ミズノがこれまで培ってきた、子ども用の運動プログラムなどを活かして新展開する学童サービス。
送迎サービスや宿題サポートなどの学童の基本サービスはもちろん、ミズノが提案する「運動あそび」と題した独自のスポーツプログラムを提供している。

看板

▲京成関屋駅/東武スカイツリーライン牛田駅からすぐにある「あそりーと AFTER SCHOOL千住」は、スポーツ施設である「ミズノスポーツプラザ千住」に併設されている

生活ルームにもスポーツ学童らしさが

まずは、基本となる学童の施設を紹介。生活ルームは、カラフルな彩りと広々とした空間で、子どもたちが安心して過ごせるように配慮されている。

目を引くのは壁のひとつ。ボルダリングの体験ができるようになっており、これも運動を重視するあそりーとらしい工夫だ。
ちなみに、その求心力は抜群で、今回体験会に来た子どもたちは、入ってきてすぐに飛びついて遊び始めるほど。

▲初めてあそりーとの生活ルーム訪れたにもかかわらずこの笑顔。やっぱり体をつかって遊ぶのは楽しい!

もちろん、あそりーとは学童の基本である学習支援にもしっかりと配慮している。先に紹介した生活ルームとは別に、勉強のための「スタディルーム」が設けられているので、学校の課題を行うときには、こちらを使うなどメリハリをもって学習できる。

さて、施設の紹介はそこそこに、「スポーツ学童って、ふつうの学童とどう違うの?」と疑問に思う方も多いはず。
そこで、次に紹介するのは、あそりーとの特徴である「運動あそび」と「工作体験」。ここでは、6月に行われた体験会のようすを通してそれらふたつを紹介しよう。

あそりーとの体験会に参加してきた!

運動指導のプロ西岡先生が「運動あそび」を伝授

まずは、ミズノ独自のプログラムである「運動あそび」の体験会のようすから。「運動あそび」は、スポーツ指導を得意とするミズノが独自に提案している「カラダとココロを育てる」運動プログラムだ。
教えてくれるのは、西岡勝義先生。ミズノ独自に設けた「あそびのプロ」である「プレイリーダー」であり、陸上競技のジュニアコーチやスポーツリーダーの資格をもつ運動指導のプロフェッショナル。

準備運動からすでに子ども達は大はしゃぎ!!

西岡先生の掛け声で始まった「運動あそび」の体験。
まずは準備運動だが、一般的なストレッチに加えて、広い場所で体全体を動かして行う準備運動に子どもたちは大興奮。
子どもたちを安全に楽しく運動指導ができるあそりーとの特徴が早くも垣間見えた瞬間だ。

本格的なトレーニングも笑顔で!


次に行ったのは、アスリートの本格的なトレーニングでも行われるラダー(はしご)トレーニング。部活動をしていた人は使ったことがあるのではないだろうか。
「そんな本格的なトレーニングで子どもたちは楽しめるの?」と思った方は心配ご無用。
西岡先生にかかれば、本格的なトレーニングも「あそび」に早変わり。みんな笑顔でリズミカルにジャンプ!

用具の片づけもみんなで。こういうところがしっかりしているのは保護者目線でも安心だ。

ミズノ独自の運動あそび用具がスゴイ!

次に体験したのは、ミズノが開発した『ヘキサスロン』。独自の運動遊び用具である「エアロケット」と「エアロディスク」というふたつの用具を使った運動だ。
遊び感覚でさまざまな基本動作ができるというすぐれものだが、このふたつの用具を取り出した瞬間、みんな興味津津!形状からも子どもを引きつける工夫が光る。

早速、西岡先生から投げ方を教わってみんなで投げまくる!

次は、先程のエアロケットとエアロディスクを使ったゲーム。投げ輪の要領で穴にくぐらせて点数を競う遊びだ。
ただ投げるだけでなく、しっかりゲーム性が取り入れられているので、子どもたちはみんな我先にと投げては拾い、投げては拾いをくり返しながら、「やった!30点!!」「次は50点!」と、あちこちで点数を言いあって盛り上がっていた。

エアロケットとエアロディスクを使ったドッジボール

どちらの用具も空気充填式なので、当たっても怪我をするは心配ない。低学年でも安心して使える配慮がされている。
西岡先生の投げる用具にあたらないように、走ったり、跳ねたり、しゃがんだり、といった全身運動が自然に行われている。

今度は子どもたち同士で行う。知らない子ども同士でもすぐに笑顔で「後ろ!後ろ!」とお互いにアドバイスをしながらコミュニケーションをとっていたのが印象的。遊びを通じて子どもたちのコミュニケーション能力も磨かれる。

最後はクールダウンを行って終了。あれだけ走り回ったのにみんな最後まで笑顔!

運動の後は工作体験!みんなで冷たいゼリーづくり

「あそりーと AFTER SCHOOL」では、運動だけでなく、さまざまな体験を行って子どもたちの興味関心を伸ばす取り組みも行っている。
今回行ったのはゼラチンを使った「ゼリーづくり」の工作体験だ。

まずは、ゼラチンをお湯に溶かして、混ぜる。みんな真剣!

氷を入れて、かき混ぜて冷やすとみるみるゼリー状に!固まってきたら完成!!
みんなで「いただきまーす!」

運動したあとの冷たいゼリーは格別!自分で作ったものの美味しさはひとしお!!
「今まで食べたゼリーで一番おいしい!」という声も。

さらに、あそりーとでは、体験会で行った日常的な工作体験のほかにも、今後スポーツ用品の工場見学やスポーツ観戦、トップアスリートとのふれあいなど、スポーツに携わるミズノだからこそ提供できるさまざまな体験を企画中とのこと。

あそりーとで大事にしていること

体験会終了後、「あそりーと AFTER SCHOOL千住」の森本さんにお話を伺った。

▲あそりーと AFTER SCHOOL千住 森本さん

ーー「あそりーと AFTER SCHOOL」では、運動を重視していますが、子どもの発達には運動の重要性が高いということでしょうか?
森本 発達の大事な時期である小学生のときに、体の使い方の基礎を覚えるだけでなく、積極的にものごとに取り組む姿勢も身につきますね。

発達心理学や教育学では、「体力」「コミュニケーション力」「学力」の3つの発達領域がお互いに関係しあいながら能力をはぐくむ「相互補完性」が注目されています。
ミズノが提案する「運動あそび」は、運動不足の課題を解決し、子どもの発達に重要な要素のひとつである、体力の部分を楽しく促すと考えています。

ーー運動が苦手な子どももいると思います。そのような子でも楽しく運動はできますか?
森本 あそりーとでの運動は、一人ではなくみんなで行うので、子ども同士で動きを見たり、他の子が楽しく運動しているところを見て参加できるので、運動が得意・苦手にかかわらずみんなで楽しめるのが特徴です。
また、ミズノが長年培ってきた子ども用のプログラムもあります。低・中・高学年でそれぞれの発達段階に合った運動プログラムがあるので、さまざまなニーズに対応できます。

ーー運動指導だけでなく、さまざまな体験学習を企画中とのことですが、具体的な予定などはありますか?
森本 8月に辰巳で行われる「パンパシフィック水泳選手権大会」の観戦を予定しています。その大会には、ミズノ所属のトップアスリートも参加予定ですので、実際に選手とふれあえるような場を準備しています。
その他にも、普段はみられないスタジアムのバックヤード見学など、あそりーとだからこそ体験できる学習の場を企画しています。

ーー森本さんが子どもたちと接する際に心がけていることはなんですか?
森本 子どもたちは遊びの天才です。運動だけでなく、さまざまな場面で、創造力を駆使していろいろな遊びを生み出すので、それを決まった形で評価するのではなく、しっかりと一人ひとりを見てきちんと認めて伸ばしてあげたいと思っています。
そうすることで、子どもたちも自分自身を認められるようになってくれればと心がけています。

ーー最後に一言!
森本 あそりーと AFTER SCHOOL千住では、運動指導のプロであるプレイリーダーの西岡、そして民間学童でお子さんの預かりに携わって7年以上の私がいっしょに運営しています。
ぜひ、みなさんのお子さんの放課後は私たちにお任せ下さい!
▲あそりーと AFTER SCHOOL千住 森本さん(写真左)と西岡さん(写真右)

 

【編集部より】
スポーツ学童と聞いて、サッカーや野球などを思い浮かべたが、あそりーとで行う「運動あそび」は学年や運動の得手不得手にかかわらず、「プレイリーダー」の西岡さんの指導の仕方や独自の遊び用具など、どんな子どもでも夢中になって全身を動かすことができるように多くの工夫が見られるものだった。
遊んで体を動かしてカラダもココロも育てる、というあそりーとのスポーツ学童は子どもの運動不足という社会的な問題の解決だけでなく、子どものさまざまな面で発達を促す可能性も感じさせる。
ひと味違った学童保育を検討している方はぜひチェックしてみてほしい。

 

■「あそりーと AFTER SCHOOL千住」はほいくらいふ放課後ナビに登録されています。
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